SUMMER SONIC '05

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SUMMER SONIC '05 に行ってきました。
沖縄の旅と同様、春からずっと待ちわびていた今年最大の"レボリューションツアー"です。

が・・・。
一緒に行くはずの友達から開催2日前に「予定があって行けそうにない」との連絡が・・・。

こ、これが世に言うドタキャン!? しかも、サマソニの方が先約だったのではっ・・?

・・・なーんてメゲる今の俺じゃーない。it doesn't really matter.

友達だっていろいろあるんだろうし、責めるつもりは全くないです。俺は・・まぁ春からずっと楽しみにしていただけに凹みはしたけれど、すぐさま気持ちを切り替えて参戦者を探し回り、なんとか2日目に同行してくれる友達を見つけました。

1日目は「ひとり」という身軽さを武器に最前列に陣取ってトリのNIN(NINE INCH NAILS)を観、2日目はスタンド席ほぼ中央からトリのOASISが立つステージ全体を見渡すという、いずれも絶好のポジション(2日は実は単純にギリギリで行ったけど場所が幸運だっただけっつー・・・)。

* * *

NINは骨太で重量感のある音。しかも、ゴリ押しではなく曲として成り立っている音だから、轟音にもかかわらずすごく聴きやすかったです。そして、この辺にやっぱりトレント・レゾナーの才能とエナジーを感じ取ることができました。

今の曲はだいぶシンプルでかつ骨太になったので聞きやすいのだけれど(The Hand That Feedsはダンサブルですらある)、特に昔のNINの曲は「轟音!」と形容されることが多く、とかく敬遠されがち。でも、こうしてよくよく聴いてみると、新旧どの曲もある意味「ポップ」とすら言えるくらいの曲としての完成度を感じます。知らない曲でも観客をドライブするだけのウネリを持っている、と。

もちろん、会場、特に前列は大合唱かつ大揺れで、僕も自分が飛んでいるのか、周りの振動によって飛ばされているのか、よく分からないくらいのカオスっぷり。正解は「自分も飛び揺れ叫んでいた」で、1年分くらい暴れてきましたとさ・・・。体の節々に傷やらアザやらができたけど、最っ高だった。「Don't you know what you are?」とか恐ろしい程に叫んできた。

それにしても、音が良かった。特にドラムとベース。いい音を聴けるのは、ホント幸せなことです。

* * *

2日目の大トリ、オアシス。
実は・・・もちろん曲はたくさん知ってるけれど、これまであまり深く深く聴いたことはありませんでした。軽く「UK食わず嫌い状態」だったとでも言うか・・・、我ながらちょっともったいないことしてたなと思います。

そんな僕が、スタジアム中に響き渡る観客の大合唱を聴いて、思わず「すごい!」を連発してしまいました。まぁ、それをすぐ傍で聞いてた友人が「すごいすごい言ってる○○(俺)もある種すごい」と言ってたけど・・。

世界中で愛される、その理由を目の当たりにしました。
音楽に説明は要らないよ、最高だ・・・。

そして、ラストの花火。
前日の最前列ではステージに隠れてあまり見えなかったのが、この日、最後列から観たオアシス演奏後のそれは、もう信じられないくらいに綺麗で、思わず見とれてしまいました。

そして、頭上に輝く半月もそれはもう風流で、「この風景は俺の(私の)ためにある!」と2人それぞれ力説してしまいました。

そう、これは夏を感じる音と光の旅。

* * *

沖縄とサマーソニックがどうして「レボリューションツアー」かというと・・。

「自分は何者で、何が好きで、何がしたくて、何になりたいか・・???」という、一見わかっていそうで実はよくわからない(というよりもなかなか追求されることのない)永遠の謎に挑むことを、ここ数年来みずから背負い続けてきたと思います。

で、そろそろその謎に勝つ
・・までは行かなくともケリを着けることを、2つの旅に込めていたからなのです。

旅を通して、もちろん「氷解!」ってほど全てがクリアになったわけではないけれど、自分が何者なのかが、この2つを通して、おぼろげに掴めました。
よく「変わった?」と問われるけれど、今は笑顔で「変わったよ」と言えます。もちろん良い方向に。

さぁて、そうなったら、あとはエナジーを解放するだけだなー。 次回は「鳥目・いよいよ新展開!!!」・・・の前に、オモシロかった日常の出来事を幾つか記します。