モノに愛着を

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今のデジタルカメラを買ってからめでたく一年経ちました。

僕は常々「持ち運びが苦にならないコンパクトサイズ(ちなみに本機の筐体はタバコ箱サイズ)で、でもカメラとしての基本性能がしっかりしていて(光学ズーム、細かな手動設定=マニュアルの充実など、ちなみに画素数は必ずしも第一義的では無い)、あと欲を言えばちょっと珍しそうなもの」、これら3つを全て満たすカメラが世に出るのを待ち望んでいました。

このカメラは、発売前のWeb予告を見た段階で「これだ!」と思い(こみ)、発売日当日に買いに行った程の一目惚れぶりで、実際今も飽きが来るどころか、ますますの溺愛ぶりです。

ただ前のカメラに比べ、このカメラはどうも撮影者の技量と感性を更に試したがっているらしく、最初はなかなか思い通りの絵が撮れず、切なかったものでした。でも、全部カメラ任せで簡単に撮れるカメラも確かに便利だけど、こうやって色々カメラの潜在能力を引き出そうとあれこれ試したり、自分の撮り方にも意識的になってみたり、お互いに「育つ」課程がある関係というのも、なかなか良いものです。