Parallel Universe

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

札幌の某コンビニの店員さん、こんちわっす。見てるかな?

別れの挨拶でも伝えたけど、本当に世話になりました。ところで、店の中で長々話してしまって、ごめん。場所考えろーって感じだよな。大人気ない大人だったね。

先週までコンビニに毎日通いつめていた日々が懐かしいっす。そう、東京での仕事が始まったんだ。

首都圏で生活するという事。住環境、通勤、食べ物・・・、どれを取っても、北海道の大らかな環境からすれば、まるでタチの悪い嫌がらせだよ。

* * * * * *

そんな中で、それでも楽しく生きていくためには・・・、きっと「好奇心」が大切なんだと強く思うよ。

愛しいコンビニ店員さん、仕事漬け生活の中でのオアシスだったコンビニライフ、北海道でやり残した夢、大切な仲間達・・・、いろんな大切な物を置いて、こっち側に来た今、俺はどうするんだろうね?

・・・その好奇心を燃料に、何にも縛られず、楽しく仕事をやっていく。これに尽きると思ってるよ。

もちろん、北海道の事は忘れたわけじゃないよ。たとえば、今すぐにでも札幌のコンビニまで吹っ飛んでいって、レアチーズ買いたい!

・・・でも、んーそうだな、たとえるならば、"北海道側"から見たときに、きっと、俺はもう「死んでしまった人間」として映っちゃうんだよ。

「あの人は、"あっち側"で何をしているのかなぁ」とか「あの人は、北海道でこんな変なことやってたよねー」とか。適当に振り返られ、適当に想像される存在でしかない。悔しいし、辛いし、悲しいけれど、現実だと思う。それが「死ぬ」ということ。

でも、19歳の時、そして今、2回も死んでしまったけれど、今回はそんなに深刻ではなくて・・・、なんて言うか、閉塞しきった俺自身から開放された気分っていうのかな。そして、偶然が偶然を呼んでか、今はかなり良い環境にいるんだ。

時間と環境に流されるだけの人生・・・適当な時期に人並みのステップを踏んで・・・、なんてどうも俺には考えにくくって。

自分の道を作っていくのは自分自身。自分の気持ちが旅の羅針盤。・・・時々は、どうしようもない孤独と戦いながらね。