EOS M3と札幌、そして美瑛へ(M3レビュー EF17-40mm F4L USM 編)

キットレンズのEF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STMを使ったM3レビューに続いて、今回はもともと持っているLレンズ「EF17-40mm F4L」と組み合わせて北海道旅行へ。前回と同様、画像は無加工です。

旅の準備中
旅の準備中。F4開放、広角端(ワイド端)である17mmで。ただ、なぜかM3上では19mmと認識するようです。M3はAPS-Cなので35mm判換算だと、27.2mm(仮に19mm認識だと30.4mm)。

ボケすぎないのが良いですね。被写体を捉えつつ、周囲のごちゃごちゃ(?)も程よく残して置きたいときに使えそうです。

飛行機の窓から
飛行機の窓から。こちらもワイド端。

スープカレー、Samurai. 入り口
札幌のスープカレー屋さん「Samurai.」にて。望遠端(テレ端)の40mm。35mm判換算で64mmです。EF17-40はフルサイズ機で使えば超広角から広角域のズームレンズですが、APS-C機と合わせると、27-64mmの標準ズームレンズに早変わり。ここに僕は可能性を感じていました。

サムライ祭り、ザンギをトッピング
ボリュームいっぱいのスープカレー、その名も「サムライ祭り」。トッピングを3種類ほどつけられるのですが、ザンギ(鶏の唐揚げ)の量が豪快すぎて、まるで「カレーと唐揚げ定食を同時に頼んだ」ような絵面に...。学生か。

この写真もテレ端で。けっこう薄暗い店内だったけど、手持ちで問題なく撮れました。EF17-40は撮った直後に液晶画面でプレビューしていて安心感や満足感のようなものを感じます。野菜のそれぞれの色もしっかり捉えています。

マイルドセブンの丘、曇り、ワイド端
美瑛の「マイルドセブンの丘」周辺より。あいにくの曇り空だったけど、この雄大な景色をまた見られただけで嬉しい。都会での生活で忘れていたものを思い出させてくれます。まずはワイド端。

マイルドセブンの丘、曇り、テレ端
次にテレ端。ワイド端と比べてみると、画角の切り取り具合がわかると思います。

マイルドセブンの丘、晴れ、ワイド端
翌日も天気は良くなかったのですが、ほんの一瞬だけ晴れ間が顔を覗かせたので、急いで再びマイルドセブンの丘へ。やはりワイド端で。

EF17-40が好きな理由のひとつは、その場の空気感を写し取るところです。

うまく表現できませんが、フォーカス部分のシャープさや色ノリの良さだけでは語りきれない何かが確実にあり、なんだかんだで今も使い続けている理由になっているんだろうと思います。

そんなわけで、試して見たかったM3とEFレンズの合わせ技ですが、これはかなり良いですね。すでに持っているレンズ資産が有効活用できるうえに、使い方次第ではレンズの新たな良さを引き出せそうです。何より撮っていて楽しい。小さなボディに大きなレンズが付いている様がちょっとユーモラスですが、純粋にとっていて楽しめます。そうそう、撮っている楽しみを増すためにもEVFも忘れずに。

あ、そういえばレンズの話ばかりでM3について触れていませんでした。僕の場合は、M3は「5Dmk2から6年ぶりに買った超最新技術てんこ盛り機」ということになるのですが、AFがずいぶんと多機能になって凄いなと素直に感心しています。放っておいてもなかなかの精度で被写体を捕まえられるし、液晶画面に指でタッチすることで思いのままにフォーカスできるのもすごく便利。さらにMF時だってピーキング機能がついていて親切(ちなみにRX1Rにも付いていたのですが、つい最近まで気づきませんでした・・・)。

機能が大盤振る舞いすぎて、逆に初心者が買うと慣れるまではちょっと辛いかも?と余計な心配をしてしまったけど、そんな時は全自動、完全にカメラにお任せモードでも十分以上に撮れるので問題なさそうです。それほど撮影者を支援する機能がいっぱい。今度はその辺もレポートしてみたいと思います。

あと、今回の旅ではEF100マクロやEF-M 22mmも試していますので、後日アップしますね。

Camera:
Canon EOS M3
Lens:
Canon EF17-40mm F4L USM

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