音楽という川

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BUMP OF CHICKENの「jupiter」、モンゴル800「メッセージ」、Mr.Children「It's a Wonderful World」、俺について。

■■バンプオブチキン

「天体観測」が、俺の頭の中でずっと鳴り続けていた。久々にいいバンドに出会えたな、と思った(もちろん他にも沢山いるのだろうけど、音楽好きを自称しながら最近少しだけ音楽情報に疎くなってしまった気がするので、たぶん素晴らしい星々に俺は気づいていないだけか)。かなりイイ。「天体観測」が好きな人なら、アルバム「jupiter」を通して聴いても十二分に満足できると思う。

満足?・・・ちょっと表現違うか。若い頃抱いていた想いとか、切なさ、もどかしさ、でもまっすぐな気持ち、そういう大人という鎧の中で埋もれつつあるものに向かって飛んできて、鋭く突き刺さる。

大人なんてものは決してカッコいいものではない。カッコいい"だけ"の大人は嘘だ。

切なさ、弱さ、情熱・・・星の数ほどの気持ちを積み重ねて、笑いの中に切なさだってにじんでいるし、疲れた顔の奥にはそれでも情熱が宿っている。いろんな思いをごちゃ混ぜにしてできたその結晶だ。

 

■■モンパチ

沖縄のどこかにある高校の、高校生の、バンドやったり、やりきれない思い抱えてたり、友達とバカやったり、恋をしたり、・・・聴いていると、自分の気持ちがそんな風景に向かって飛んでいく。

や、それ以上に、単純に聴いていてとてもいいと思う。

音は、というか録音状態は荒削りだけど、逆にリアルに響くし、知らない(メディアなどを通して観た事がない)バンドなのに、すごい身近に迫ってくるというか、・・・とにかく"リアル"だ。

ちなみにハイスタンダード(Hi-Standard)の音が好きな人なら、好きな音だと思う。
それと、余談だけど、沖縄つながりで言えば、元ちとせも最近よくラジオで流れてる。

 

■■ミスチル

youthful days出てきたあたりから、再注目・・・というと失礼だな、単純に、youthful〜はいいと思った。It's wonderful world. この醜くも美しい世界・・・という意味が込められている。

 

■■俺

レスポールは封印したままだ。弦もとっくに錆付いているだろう。ドラムもしばらく叩いていない。キーボードは埃をかぶっている。

・・・それでも、俺の根底には音楽という川が流れている気がした。